ロードバイク

ロードバイク用の心拍計は腕時計型がオススメ【使用歴5年】

ロードバイクに乗るときにはいつも心拍計を使っています。

心拍数が分かればおおよその運動強度が分かったり、脂肪燃焼に効率の良い範囲で運動することができます。またサイクルコンピューター(サイコン)に心拍数を表示させることもできます。

以前は胸ベルト式の心拍計を主に使っていたのですが、このタイプはウェアを着る前に付ける必要がある、胸が締め付けられるといったデメリットがありました。

そこで私は5年前から腕時計型の心拍計をメインで使用しています。腕時計型は着脱が手軽、ロードバイクに乗るとき以外も普段はスマートウォッチとして使えるといったメリットがあります。

そんな便利な腕時計型心拍計(光学式リストバンド型の心拍計)の特徴と製品例をご紹介します。

心拍計の測定方式

ロードバイクに限らず、心拍計の測定方式は大きく以下の2種類に分かれています。

  • 胸ベルト式
  • 光学式

胸ベルト式心拍計は胸心拍センサーが心臓の電気信号を読み取ることで心拍数を計測します。

胸ベルト式の心拍計はサイコンのセットモデルを買うと付いてくるので、心拍計と言うとこのタイプを使っている方が多いでしょう。

一方、光学式心拍計はLEDライトで血管の血流量を測り、心拍数を測定します。

光学式心拍計には手首に巻く腕時計型(リストバンド型)や腕に巻くアームバンド型があります。

測定方式が異なるため、どちらが一概に優れているということはありませんが、光胸ベルト式と光学式、どちらを選ぶべきかについてはポラール(POLAR)のページに解説があります。

ざっくりとした分類ですが、ロードバイクに限って言えば、一定テンポでの運動やサイクリングなら光学式が、インターバルトレーニングなどは胸ベルト式が向くと言ったところでしょうか。

私は日頃のツーリングやロングライドなどは光学式を、レースでは胸ベルト式を使っています。

胸ベルト型心拍計のデメリット

心拍計として一般的なのは胸ベルト式ですが、このタイプは以下のようなデメリットがあります。

  • ウェアを着た後に付けにくい
  • 水で濡らさないと反応しない。ヒヤっとする
  • 胸が締め付けられる
  • 電池残量がわからない
  • 走行中に緩んでくる場合がある

私も以前は胸ベルト式の心拍計だけを使っていましたが、ウェアを全部着た後に心拍計の付け忘れに気づくことが頻繁にありました。

ビブタイツやビブショーツを着ているとウェアをめくり上げるだけでは心拍計が付けられないので、一度着たジャージを脱いで、ビブの肩ベルトを外して、アンダーウェアを脱がないといけなくなります。もの凄く面倒ですよね。冬になると来ているウェア類も増えるので、面倒くささがさらに高まります。

また胸ベルト式心拍計は水で濡らさないと反応しにくいため、特に冬は地肌に付けるとヒヤッとします。

これらがイヤで、今ではほとんどの場合、腕時計型の心拍計を使うようになりました。

腕時計型心拍計の特徴とメリット

腕時計型心拍計には以下の特徴とメリットがあります。

  • ウェアを着た後でも付けられる
  • 水に濡らさなくても反応する
  • 胸が締め付けられない
  • 途中で締め直し(調整)も簡単
  • 充電できる
  • 時刻の確認ができる

ウェアを着た後でも付けられる

先ほどの胸ベルト式心拍計の裏返しですが、腕時計型心拍計は手首に巻くだけですので、後で付け忘れに気付いても簡単に装着することができます。また腕の締め付けがキツいと感じたら休憩中に一時的に外すことができます。

水に濡らさなくても反応する

胸ベルトだと休憩中に乾いてしまい、センサーが反応しなくなることが時々ありましたが、腕時計型だとその心配が無くなりました。水が調達できない状況でも心拍計が使えなくなることがないのが良いです。

胸が締め付けられない

胸ベルト型だと肌にしっかり密着しないと心拍数を測定できないことがありますが、その締め付けが不快に感じたり、逆に緩過ぎると走っている最中にズリ落ちてくることがありました。腕時計型ならそのようなことがないので不快感が減らせます。

途中で締め直し(調整)も簡単

胸ベルト型は途中で締め直すのは大変です。公道で裸になるわけにはいかないですからね。

腕時計型でも肌に密着しないと測定誤差が出やすいのは同じですが、調整は腕に巻き直すだけなので簡単です。信号待ちの最中でもできてしまうのが良いですね。

充電できる

胸ベルト型はボタン電池式がほとんどです。電池を一度交換すれば長期間使えますが、電池残量を確認することができません。電池切れを避ける為には早めに交換する必要がありますし、ボタン電池は使い捨てなので環境にも優しくありません。

腕時計式はほぼ全ての製品が充電式で、ディスプレイがある製品は電池残量を確認することができます。走る前に毎回満タンまで充電しておけば、電池切れの心配が減ります。

時刻の確認ができる

ディスプレイを搭載したモデルであれば、その多くが時刻を表示することができます。サイクルコンピューターがあればそちらで時刻を確認することもできますが、サイコンをバイクに付けたままトイレ休憩などで一時的にバイクを離れている時でも時刻が確認できるのは便利です。

ただし製品によっては心拍転送モード(心拍数をサイクルコンピューターなど他の機器に送信するモード)の時は時刻を表示できなくなるものもあるので、注意が必要です。

Garmin / vivosmart HR J(心拍転送モード)

私はGarminのvivosmart HR Jという腕時計型心拍計を使用していますが、この製品は心拍転送モード中は心拍数の固定表示となり、時刻が表示できません

「お前はスマート”ウォッチ”なのに、なんで時刻が表示できなくなるんだよ」とツッコミたくなるのですが、Garminの製品の中には意外とこの仕様のものもあるので注意が必要です。

腕時計型心拍計のデメリット

逆に胸ベルト型の心拍計と比べたデメリットは以下の通りです。

  • 測定精度が胸ベルト型に劣る場合がある
  • 電池の持ちが悪い

測定精度が胸ベルト型に劣る場合がある

測定方式が違うので一概に腕時計型のほうが悪いというわけではないのですが、体感的には、急激に心拍が変化する状況では胸ベルトに比べて精度が悪いように感じます。心臓バクバク状態なのに心拍数の表示が「150bpm」などと表示されることがあります。

一定のペースで走っている時は胸ベルト式と比べてそれほど差異はないです。

電池の持ちが悪い

胸ベルト型の場合、1年以上電池が持つ場合もありますが、腕時計型の場合、長いものでも数日程度しか持たず、心拍転送モードにすると更に電池の持ちが悪くなります。

充電を忘れて途中で電池切れになる可能性は胸ベルト式より高くなります。

価格が高め

胸ベルト型の場合、サイコンとセットになっていたり、別売りで購入しても1万円以下で購入できます。一方、腕時計型の場合、1万円以上するものがほとんどです。ただし時刻が表示できるものは普段は腕時計やライフログを記録するツールとしても使えますので、用途は胸ベルト型よりも広いです。

腕時計型心拍計の種類と選び方

腕時計型心拍計を選ぶときは以下のポイントに注意しましょう。

  • 通信規格(ANT+、Bluetooth)
  • ディスプレイの有無
  • 心拍データ転送時の時刻表示の可否

通信規格(ANT+、Bluetooth)

腕時計型心拍計のデータをサイコンやスマホに飛ばす際の通信規格として代表的なものはANT+とBluetoothがあります。腕時計型心拍計とサイコン、それぞれがどの通信規格に対応しているかはよく確認しましょう。両方に対応しているものもあります。

例えばGarminのEdgeシリーズのサイコンに心拍データを飛ばすにはANT+に対応している必要があります。

一方、心拍データをスマホに飛ばしたり、電話の着信やLINEの通知を表示させるにはBluetoothに対応している必要があります。

ディスプレイの有無

単に心拍データをサイコンやスマホに飛ばすだけならディスプレイは必要ありません。しかし特にロードバイクの場合、ジャージの背中のポケットにスマホを入れることが多いため、信号待ちなどでもスマホを取り出して時刻や電話の着信、メッセージなどを確認するのは大変です。

ディスプレイがある腕時計型心拍計なら、いちいちスマホを取り出さなくてもそれらを確認ができるので非常に便利です。

心拍データ転送時の時刻表示の可否

通常時は時刻を表示できても、心拍データをサイコンなどに送信中は心拍数しか表示できなくなる製品もあるので注意が必要です。サイコンに心拍数を表示するのなら、心拍計に同じ心拍数を表示しても意味がないですからね。

この機能については、取扱説明書を見てもわかりにくいものが多かったので、店頭で実際に確認してみました。

腕時計型心拍計の候補

腕時計型心拍計の候補をいくつかご紹介します。

Mio / Mio Link


  • ANT+:○
  • Bluetooth:○
  • ディスプレイ:×
  • GPS:×
  • スマホの着信、メール、LINEの通知:×
  • 心拍転送モード:○
  • 心拍転送中の時刻表示:×
  • バッテリーの目安:6-8時間

私が初めて光学式リストバンド型の心拍計を購入したのがこちらの製品です。

ディスプレイは要らないから安いものが欲しいという場合はこちらの製品がオススメです。ANT+に対応しており、サイコンに心拍データを転送できます。ただし心拍転送中(というかそのモードしかない)は電池があまり持たないのが欠点です。

ディスプレイがありませんので、当然ながら時刻表示やスマホの着信などは表示することはできません。

Garmin / vivosmart 4


  • ANT+:○
  • Bluetooth:○
  • ディスプレイ:○
  • GPS:×
  • スマホの着信、メール、LINEの通知:○
  • 心拍転送モード:○
  • 心拍転送中の時刻表示:○
  • バッテリー寿命:最大7日間

サイコンに心拍データを飛ばしたい、スマホの着信やメッセージを表示したい、という場合はこの製品がオススメです。心拍転送モード中は時刻と心拍数が表示されます。

ただしディスプレイ部が小さいので、メッセージは読みにくいです。

こちらは店頭品は電池切れで確認できなかったのですが、心拍転送モード時も時刻が表示できるようです。

上にスワイプすると、時計とカレンダー(曜日+日付)も同時に表示w

vivosmart4、正常進化!(食パンと、ロードバイクとエとセとラ)より引用

Garmin / vivomove 3, vivemove 3S, vivomove Style





 

  • ANT+:○
  • Bluetooth:○
  • ディスプレイ:○
  • GPS:×
  • スマホの着信、メール、LINEの通知:○
  • 心拍転送モード:○
  • 心拍転送中の時刻表示:○
  • 稼働時間:smartモード 最大4日間、時計モード 最大7日間

アナログの針とディスプレイの両方が付いたハイブリッドタイプのスマートウォッチです。

ロードバイクに乗るときは心拍計として使いたいけど、普段はスマートウォッチとして使いたいという場合にオススメです。パッと見ではアナログ時計にしか見えないため、「仕事用にスマートウォッチはちょっと・・・」という方にもオススメできます。

グローブをつけたままでも操作できます。

vivomove style(心拍転送モード、ディスプレイONの時)

vivomove style(心拍転送モード、ディスプレイOFFの時)

心拍転送モード時でも時刻が表示できます。ただし心拍数はディスプレイを表示させている数秒間だけ表示され、それ以外の時はアナログの時刻表示のみです。

Garmin / vivoactive 4, vivoactive 4S, Venu





  • ANT+:○
  • Bluetooth:○
  • ディスプレイ:○
  • GPS:○
  • スマホの着信、メール、LINEの通知:○
  • 心拍転送モード:○
  • 心拍転送中の時刻表示:○
  • 稼働時間:最大5日間(スマートウォッチモード)

物理ボタンが付いているため、操作性を重視したいという方にはこちらのモデルがオススメです。

vivoactive 4, 4SとVenuの違いは画面の解像度と大きさ、表示方式などです。

(vivoactive 4, 4S:半透過型カラーMIPディスプレイ、Venu:アクティブマトリックス式有機EL)

vivoactive 4S(心拍転送モード時)

vivoactive 4S(心拍転送モード、アクティビティ時)

Venu(心拍転送モード時)

ただ、vivoactive 4, 4S, Venuいずれも、心拍転送モード中は時刻が表示できないようです(アクティビティ中も同様)。

Garmin / Foreathlete 45


 

  • ANT+:○
  • Bluetooth:○
  • ディスプレイ:○
  • GPS:○
  • スマホの着信、メール、LINEの通知:○
  • 心拍転送モード:○
  • 心拍転送中の時刻表示:○

ランニングやエクササイズなどスポーツ向けの製品ですが、心拍転送モードが付いているのでサイコンとの連携にも使えます。ロードバイクだけのために使うには過剰な機能がついていますが、他の運動もするという方にはオススメです。

Foreathlete 45 心拍転送モード時

心拍転送モード時も時刻が表示できます。

まとめ

今回は腕時計型の心拍計をご紹介しました。胸ベルト式に比べると腕時計型は着脱が楽で、ウェアを着た後に心拍計の付け忘れに気付いてがっかりすることもありません。また腕時計型は時刻やスマホの着信などを表示できる機能があり、デザインによっては仕事などの普段遣いにも違和感のないものもあります。

ロードバイクで手軽に心拍数を計測したいという方は腕時計型心拍計をオススメします。

ABOUT ME
おってぃ
おってぃ
30代後半、2児の子を持つ夫婦共働き家庭のパパです。ダイエットを目的に始めたロードバイクが今では趣味になり、楽しみながら続けています。

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