ロードバイクに走り慣れてくるとサイクルコンピューター(サイコン)やライト、アクションカムなどと付けたい機材が増えていきます。しかしいくつも機材を付けるとハンドル周りがゴチャゴチャしてしまいます。
そんなときは機材をスッキリまとめられるレックマウント(REC-MOUNTS)がオススメ!
5年以上レックマウントを利用してきた愛用者の私が、レックマウントの魅力を解説します。
Contents
レックマウントって何?
一般的なサイコンの純正マウントは、そのサイコン本体しか取り付けられないようになっています。そのためライトやアクションカムなどを付けるとそれぞれにマウントが必要になり、ハンドル周りがゴチャゴチャしてしまいます。
また私は写真のようにエアロハンドルを使っていますが、ハンドルクランプの根本の径が細い部分が狭すぎて、サイコンの純正マウントが付けられません。
ステムに取り付けることもできますが、前に出すタイプの純正マウントに比べると付ける位置が手前に来てしまうため、視線の移動が大きくなって危ないですよね。
キャットアイのように、バンドタイプのライトアダプターも取り付けられません。
一方、レックマウントは写真のように、上にサイコン、下にライトなどを同時に付けられるようになっており、ハンドル周りを非常にスッキリさせることができるアイテムです。サイコンとライト1個だけなら見た目がこんなにスッキリ!
また両持ちナロータイプのマウントを選べば、エアロハンドルでもサイコンとライトを取り付けることができます。
レックマウントは種類が豊富!様々なサイコンやライトに対応
レックマウントの基本構成は主に以下の3つのパーツから構成されています。
- サイコンをつけるベースマウント
- 下部アダプター
- ライトやカメラなどのアダプター
サイコンやライトに応じた対応パーツがあり、公式サイトによるとその組み合わせは2万通り以上!ほとんどのサイコンやライトに対応しています。
機器に応じてアダプターを変えるだけで使えるのが良いですよね。
レックマウントのメリット
サイコンとライトを付けてもハンドル周りがスッキリ
冒頭にお伝えしたとおり、レックマウントの魅力はなんといってもハンドル周りがスッキリすることです。
このサイコンとライトの一体感が素晴らしい!小さめのライトなら、上から見てもほぼサイコンしか見えません。
- ベースマウント:両持ちナロー ロングタイプ(Type19 Garmin)
- 下部アダプター:GP-K400A
前回の記事で紹介したCycliqのFLY12 CEを付けてもこんなにスッキリ!
これでサイコン、ライト、ドライブレコーダーの3つを一体にすることができます。私はこの組み合わせでよく使っています。
ベースマウント、下部アダプター、ライトアダプターの3つがセットになったものもあります。
ライトやアクションカムなどの機器を簡単に増設できる
先ほどの例ではライト1本のみを取り付ける場合でしたが、アダプタを使うことで取り付ける機器を増やすこともできます。
- ベースマウント:両持ちナロー ロングタイプ(Type19 Garmin)
- 下部アダプター:ダブル用ベースアダプター Type1 [400-Double-GP1]
- ライトアダプター:CATEYE用 タイプ2 [GP-CATHL2]
例えばダブル用ベースアダプターを使えば、上の写真のようにライト2灯を付けることができます。
長距離のナイトライドやブルベなど、ライト1灯では故障やバッテリー切れになることもあります。そんなときでも2灯あれば安心ですね。
- ベースマウント:両持ちナロー ロングタイプ(Type19 Garmin)
- 下部アダプター:GP-K400A
- ライトアダプター:CATEYE用 タイプ2 [GP-CATHL2]、MOON用 Type2 [GP-MOON2]
- 両持ちナローマウント用アダプター [L1-GP]
また、両持ちナローマウント用アダプターを使えば左右にライトを出すことも。こうすることでライト3台を付けることもできます。
スッキリとは真逆ですが、やり過ぎればこんなこともできますw
ただし両持ちナロータイプ(Type-19)を使用する場合、カーボンハンドルだと重量制限は265g以下となっています。
積載量,耐荷重について
耐荷重:製品を固定した状態で何キロの重さに耐えられるかを示した値
※実走行など振動がある状態で耐えられる重量ではありません。
また、レックマウントの一部商品では、推奨積載という表記があります。両持ちナロータイプの場合:
①カーボンハンドル:下側約265g以下
②アルミハンドル:カーボンハンドルの倍の重量でもマウントが折れることはほぼありません。
ライト1本が100~150g程度でしょうから、カーボンハンドルの場合、2個付けるのがギリギリ、3個付けると重量オーバーになるでしょう。
カーボンハンドルを使う方はご注意ください。
走っていてもマウントが緩まない
例えばCATEYEのライトを買うとハンドルに付けるバンドタイプのマウントが付いてきます。でもこのマウントを使っていた頃、内側がツルツルしているせいか走っているうちに結構な頻度で緩んいたんですよね。
夜間走行中にマウントが緩んでライトがぐりんと回ると急に視界が失われて危ないですし、そのたびに止まってマウントを締め直すのも面倒です。
レックマウントならハンドル部分にネジでしっかり止められるので、今まで一度も緩んできたことはありません。
夜でも安心して走ることができます。
エアロハンドルでもサイコンやライトを付けられる
私はエアロタイプのカーボンハンドルを使用していますが、このハンドルだとサイコンの純正マウントを取り付ける場所がありません。ライトのマウントも当然付けられません。
でもレックマウントの両持ちナロータイプならエアロハンドルでも取り付けることができます。
ナロータイプでも取り付けられない場合、ヘッドのネジに取り付けるタイプのベースマウントもあります。
レックマウントのデメリット
値段はお高め
性能面での不満は全くないのですが、レックマウントは結構お高い。
マウント、下部パーツ、下部アダプターをセットで買うとそれだけで7000円ほどします。
もう少し安くなるとお求めやすくなるのになぁと思います。ただ品質は高いので、この値段も仕方がないのでしょうね。
どのパーツを選べば良いかわかりにくい
対応するサイコンやライトの種類の多さ故にですが、自分が欲しいパーツがどれなのか、どれとどれを組み合わせればいいのかがとにかくわかりにくい!
公式サイトの表示も、もう少しわかりやすくする方法がありそうなのになぁと思います。
まとめ
如何だったでしょうか。種類が多くてそこそこのお値段がするレックマウントですが、品質は高くハンドル周りをスッキリまとめることができます。
レックマウントをもう5年以上使っていますが、こんなに使ってもガタが来ないし、安心して使っています。
サイコンやライトの機器が増えたらぜひレックマウントを検討してみてはいかがでしょうか。