ロードバイク

自転車用ドライブレコーダー FLY12CEの3ヶ月使用レビュー【接触事故寸前で有効性を実感】

今年8月に起きた常磐自動車道での高級SUVの運転手によるあおり運転の事件はマスコミで大きく取り上げられたため記憶に残っている方も多いでしょう。ドライブレコーダーに映った恫喝や殴打の映像が無ければ、あれほど大きな事件にはならなかったはず。

こうした事故やあおり運転を受け、車にドライブレコーダーを付ける人が増えています。

一方で自転車はどうかというと、まだまだドライブレコーダーを付けている人はほとんどいないでしょう。

ですが下記の記事の中でご紹介した通り、日本で交通事故全体の件数は減っているものの、自転車が関わる交通事故の件数比率は増加傾向にあります

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私はロードバイクでまだ事故を起こしたことはありませんが、自分自身が危険な目にあったり、友人が事故に巻き込まれたことはあります。

こうした交通事故やトラブルに巻き込まれたときに記録を残しておくため、私は自転車用のドライブレコーダーとしてCycliqのFLY12 CEを購入しました

FLY12 CEのおかげで実際に事故寸前の状況を記録することもできました。

この記事ではFLY12 CEを3ヶ月使用したレポートをご紹介します。

あわや轢かれる寸前!車は簡単に自転車を見落とす

まずはこちらの動画を御覧ください。

こちらは私が先日ロードバイクで走っているときに、危うく左折車に巻き込まれそうになったときの動画です

後方から来た軽自動車は私を追い越した直後に左折。私の左側は側溝で逃げ場がなく、危うく車に巻き込まれるところでした。

車の運転手は「自転車は遅いからまだ来ていないだろう」と思ったんでしょうね。

自転車の速度は時速10キロくらいのイメージかもしれませんが、ロードバイクの場合30キロくらいは簡単にでます。そのせいか、追い越し直後に左折する車に巻き込まれそうになるのはよくあります。

ドライブレコーダーのおかげで、こうした事故寸前の記録を残すことができました。

友人はひき逃げに!記録がないから犯人は未だ捕まらず


私の場合は事故は避けられましたが、一緒によく走る友人はひき逃げにあってしまいました。

友人がロードバイクで道を走っていたところ、後方から車が追突。友人は転倒し、あざができるほど顔を強打してしまいました。

にも関わらず車は救護もせずにそのまま逃走。一緒に走っていた別の友人が追いかけたものの、その車を見失ってしまい、ナンバープレートも確認できなかったそうです。

事故の後は警察に届け出たものの、3ヶ月以上経った今も犯人は見つからず。

ナンバーが分からなければ探し出すのは困難でしょうし、死亡や重症の事故でもなければ警察も真剣に探してくれないのかもしれませんのね。

その友人に「自転車用のドライブレコーダーってありますよ」と話をしたところ、購入を考えたいと言っていました。

どうして自転車にもドライブレコーダーが必要なの?私がFLY12CEを購入した理由


車にドライブレコーダーをつけている人は増えてきたものの、自転車にドライブレコーダーを付けている人はほとんどいないでしょう。

ただし車と異なり、自転車には以下のような特徴があります。

  • 車体が小さく、車の運転手から見落とされやすい
  • 車の運転手の多くは自転車が車道を走っていることをあまり意識していない
  • 車とは速度域が異なるため、車の邪魔になりやすい
  • 車に比べて交通弱者のため、悪質なドライバーから煽られたり幅寄せされやすい

上記の点から、自転車は車以上に事故やトラブルに会いやすいと言えます。

交差点などを通過するときも「この車の運転手は車以外を物体として認識していないんじゃないの?」と思うくらい、こちらの車線を塞ぐように曲がっていく車も居て、怖い思いをしたことは多々あります。

自分が気をつけて運転していても、事故に巻き込まれてしまう可能性は充分にあります。

また、事故が起きたときは相手も自分も気が動転して記憶が曖昧になるものです。そのため信号機の色や交差点の進入状況など、相手と自分で意見が食い違うこともあります。

一方、車と接触したときに運転手が気づかず、あるいは気づいた上でそのまま逃走してしまう事も考えられます。

また「車道は自動車の物、自転車は邪魔だから歩道を走れ!」と思っている人や、自転車は車に比べると弱者だからかもしれませんが、一方的に言いがかりをつけてくる車の運転手もいます。

こちらが車の場合は窓を閉めて一方的にシャットアウトすることもできますが、体がむき出しのロードバイクはそうも出来ません。

こうした事故やトラブルの状況を記録し、証拠とするために私は自転車用ドライブレコーダー「Cycliq FLY12 CE」を購入しました。


FLY12CEの良いところ

長時間録画が可能でロングライドでも安心

車用のドライブレコーダーと異なり、自転車は常時電源を取ることができません。

いくらドライブレコーダーが付いていても、いざ事故が起きたときにバッテリー切れで録画できていなければ意味がありません。そこで何時間録画できるかは非常に重要になります。

GoProのHEROシリーズやSONYのアクションカムなど、いわゆるウェアラブルカメラでもドライブレコーダーの替わりとして使用することはできます。

ですが多くのアクションカムのバッテリーの持ちは1~2時間です。これでは短時間のライドでしか使用できません。

FLY12CEは8時間連続で録画ができます。これだけ録画できれば、少々のロングライドに出かけても最後まで録画し続けることができます。

自動ループ録画に対応。メモリーカードの容量不足も心配なし

FLY12 CEには録画データでmicroSDカードがいっぱいにになったら古い録画を消去し、新しいデータに上書きする「自動ループ録画」機能が付いています。これなら容量の小さいカードを使っても容量不足を心配する必要はありません。

なお私が使用したところ、録画データは1080pフルHD, 60fpsの設定で2.4GB/10分くらいでした。32GBのメモリーカードなら2時間程度まで上書きせずに録画できます。

ちなみに取扱説明書には「最大32GBのmicroSDカードと互換性があります」と記載されていますが、私は64GBのmicroSDカードを使用し、特に問題も起きていません。ただし動作の保証はできませんので、あくまで自己責任でご使用をお願いします。

レコーダーとライトが一体でハンドル周りがスッキリ

夜間やトンネルを走る場合、自転車はライトを点灯しなければなりません。ですがライトとドライブレコーダーを別々に付けると、ハンドル周りがゴチャゴチャしてしまいます。

FLY12CEはドライブレコーダーとライトが一体になっているので、ライトを別で着ける必要がありません。

ライトの明るさは最大600ルーメンあるので、明かりの無い真っ暗闇でもなければ、安心して走ることができます。

当然ながら、ドライブレコーダーとライトを両方オンにすると、録画可能時間は8時間より短くなります。


ちなみに私は上の写真のようにレックマウントを使用し、上にサイコン、下にFLY12 CEを付けて使用しています。ハンドル周りが更にスッキリするのでオススメです。

フルHDで映像がキレイ!ナンバープレートもしっかり読める

いくらドライブレコーダーを付けていても、ナンバープレートが読み取れなければ車を特定することが難しくなります。

FLY12 CEはフルHDで録画できるので映像がキレイ。電子手ブレ補正機能もついているので、ナンバープレートもハッキリと読み取ることができます。

上は明るい時間帯の映像。

上は夜間の映像。夜間になると少し見づらいですが、ある程度は読むことができます。

あくまでFLY12 CEはドライブレコーダーですが、映像がキレイなのでアクションカムとしても使えます。

私は数年前の機種である、SONYのHDR-AS100Vを持っていますが、映像はFLY12 CEのほうがキレイです。バッテリーもFLY12 CEのほうが圧倒的に持ちますし、HDR-AS100Vは出番がすっかり無くなってしまいました

傾き検知でファイルをロック。気絶しても動画が残る

事故にあった時に転倒してしまった場合、そのまま意識を失ってしまうかもしれません。

もし気絶してしまった場合、そのまま録画し続けてしまうと大事な事故の瞬間が上書き保存で消されてしまいます。

でもFLY12 CEは60度以上の傾きを検知して5秒以上経過すると自動でその記録データをロックしてくれる「インシデント保護機能」があります。この機能のおかげで事故時の記録を残しておくことができます。

安心して気絶できます(笑)

ちなみに撮影中のデータに手動でロックをかけることもできます。転倒するまでいかなくても、記録として残して起きたい場合にロックしておけば、上書きで消えてしまうことを防止できます。

アラーム機能で盗難防止

FLY12 CEにはアラームをオンにした状態でFLY12 CEを取り付けたバイクを動かすとアラーム音が鳴り、スマートフォンに警告を通知させる「バイクアラーム」機能が付いています。

コンビニなどに立ち寄る際にアラームをセットしておけば、盗難やイタズラを抑止することができます。

バイクアラームのオン、オフはスマートフォンのアプリやパソコンソフト「CycliqPlus」を使用して設定できます。

FLY12 CEの悪いところ

レコーダーとライトの電源ボタンは分けて欲しい

FLY12 CEは電源ボタンの長押しで電源のオン/オフ、短押しでライトのモード切替ができます。

ですがライトをオフにしようと思うと電源ボタンを何度か押さなければなりません。明るい場所ではライトの点灯状況がよく見えないため、ライトが切れたかどうかを手をかざしながら確認する必要があります。

一方で、例えばCATEYEのVoltシリーズ(Volt 400など)は電源ボタンの長押しでライトのオンオフ、短押しでライトのモード切替になっています。これならどのモードからでもライトのオフが一発で便利です。

FLY12 CEも本体電源のオンオフとライトのオンオフ/切替のボタンは分けて欲しかったです。

ちなみにライトモードは消灯、照射状態(点灯、フラッシュ、点滅) x 明るさ(ハイ、ミディアム、ロー)の全部で10種類ありますが、全てを有効にするとライトをオフにするまでに最大9回も電源ボタンを押す必要があり大変です。

私は点灯(ハイ、ミディアム)、消灯の3種類だけ有効にしています。

LED信号が点滅する

事故時の信号の色(交差点に赤信号で進入したのか否か)は証拠として非常に重要になります。

しかしFLY12 CEで日中にLED信号機を録画すると、数秒周期で信号が点滅して見えてしまいます。

これは西日本のLED信号機の周波数が60Hz(1秒間に120回の点滅)なのに対し、FLY12 CEのフレームレートが30か60fpsになっているためです。

車用のドライブレコーダーにはこうしたLED信号機の点滅対策のため、フレームレートを30の倍数からずらす(29fpsなど)にしているものもあります。FLY12 CEもこうした対策をして欲しかったです。

ただ信号が消灯して見えるのは1~2秒間です。その前後の録画があれば信号の色を判断することはできますので、それほど大きな問題ではないと思います。

電源のオンオフがわかりにくい

FLY12 CEの本体側面にLEDがあり、その色や点灯状態で録画状態やバッテリー残量を判断することができます。

ですが乗車中の視線ではその点灯状態を確認することができません。

本体を上向き、下向きどちらでも取り付けられるよう、LEDインジケーターを側面にしたのでしょうが、上下面にもLEDを付け、乗車中の視線でも録画状態を確認できるようにして欲しかったです。

手ブレ補正をONにすると、日陰などで映像が暗くなる

電子手ブレ補正をオンにすると、日陰や夜間などの暗い場所で、映像が何故か実際よりも暗く映ってしまいます。事故時の状況を記録するという意味ではあまり問題ではありませんが、こうした点も改善して欲しいです。

価格が高い

FLY12 CEの販売価格は税込で約3.5万円です。

600ルーメンで点灯できるライトは単体でも5000円以上するものが多いですし、フルHDで手ブレ補正付き、そこそこの画質の録画ができるアクションカムとなると数万円はします。そもそも自転車のドライブレコーダーはほとんど選択肢がありません。

そう考えると割高では無い気もしますが、もう少し廉価モデルもあれば購入する人は増えるんではないかと思います。

ちなみに国内で買うと高いですが、WiggleProbikekit(PBK)などの自転車用品の海外通販だと安く購入できます。私はPBKで購入しました。

リア版のFLY6 CEもありますよ

今回はフロントライト版のFLY12 CEの紹介でしたが、リアライト版のFLY6 CEという製品もあります。販売価格は税込で約2.2万円で、FLY12 CEに比べると価格が抑えられています。


先の友人の事故のように、追突による事故時の記録を残したいという場合はこちらの商品もオススメです。もちろん、FLY12 CEとセットで購入するとなお安心できますね。

まとめ

如何だったでしょうか。事故やトラブルに巻き込まれたとき、状況の記録がなければ裁判や補償などで自分が不利な状況に立たされるかもしれません。そうしたことを回避するために、自転車にもドライブレコーダーを付けることをオススメします。

そして長時間録画でき、ライトと一体になったCycliq FLY12 CEを付けてみてはいかがでしょうか。

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おってぃ
おってぃ
30代後半、2児の子を持つ夫婦共働き家庭のパパです。ダイエットを目的に始めたロードバイクが今では趣味になり、楽しみながら続けています。

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